「不登校」は天才の卵 を読んで
こんにちは今回は 不登校専門カウンセラーの 阿部 伸一さんが書かれた
゛不登校は天才の卵゛を紹介したいと思います。
著者の阿部 伸一さんのブログを拝見して
それらは、急におこった事ではなく
それまでの取り組みの積み重ねが
一定の時間を経て本人に力をあたえた。
と書かれているのを読んで
その通りかもしれない
私がしてきている事はきっと無駄ではない
まだ、一定の時間を経てない だけかもと
少し自信がつき、ますます読んでみたくなりました。
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不登校でもいいわけ
不思議な言葉 「行かなくていいよ」
学校に行かなくても将来はどうにでもなります。
小・中・高と行かなくても道はある。
学校へ行ってなくても、就職や大学受験は可能です。
そして、親自身が「無理に学校へ行く必要はない」と
腹をくくり、 ← ここが大事です。
子どもに「学校へ行きたくなければ無理して行かなくていいよ」
と言ってあげるとよい。と著者はいっています。
「やらなくてもいい」と言われると
かえってやりたくなるもので
子どもの中には本気で親が「無理に学校へいかなくてもいいよ」と言うと
行ってみようかなという気持ちになり,学校へ行く子もいるようです。
そして、子どもが1日登校し
また「やっぱり行きたくない」と言ったときにも
「あ、そうなんだ。それなら行かなくてもいいよ」と
言える事も大切だそうです。
この本と出会う前に1日だけ行って休むような事があったら
「休んでもいいよ」と言えていたかわかりませんが
これからは、腹をくくって「休んでもいい」と言うことができそうです。
天才には不登校経験者が多い
トーマス・エジソンや坂本龍馬等も学校を中退しています。
2人の共通点は「不登校」と家族がサポートを惜しまなかったという点です。
他にも最近は多くの著名人が不登校経験をカミングアウトしています。
そう考えると「不登校=将来が不安」という図式はまったく
当てはまらないことがわかると思います。
うちの子が天才や著名人になるとまでは
思いませんが、我が子にも何らかの才能
「人に気遣いできる」とか「粘り強い」とか
そういった小さな才能はもっているのかな?と
本書を読んでおもいました。
貴方のお子さんも、小さな いや 大きな才能を
ひめているかもしれないですよ。
それと著者は他の誰かと比べることは良くないとも言っています。
例えば、有名人比べて、うちの子もあの子みたいに
なってくれたらいいのにとか
近所の○○ちゃんみたいになって欲しいと思い
自分の子にあてはめてしまうと
我が子の個性がなくなってしまう。
とも書かれています。
私も気をつけようと思いました。
他の誰かと比べず
我が子の良さを見つけ伸ばす方が大切かもしれません。
どんな天才にも負けない才能をウチの子は持っている
と信じることが、子どもたちを安心させる
と著者は言っています。
だれでも不登校になる可能性がある
不登校になる子の特徴や傾向は
特にない そうです。
親に問題なく、経済的にも豊かで
一般的に見れば幸せな家庭で
育っている子にも不登校の子は
いるそうです。
私はこれを本書で読んで、
肩の荷が少しだけおりた気がしました。
だからといって、私になんの問題もないとは思っていませんが
どんな家庭の子も不登校になると知ったら
ちょっと安心しませんか?
という考え方は危険だと言っています。
家の居心地が悪くなった子ども達が向かう先は家出です。SNSや掲示板で家出した少年少女を受け入れる先は
すぐにみつかりますが、そこにいるのは良い大人だけはなく
犯罪に巻き込まれる可能性もあり、
巻き込まれでもしたら取り返しつかないと本書に書かれています。
ゾッとしますね。以前、私も家が居心地いいから不登校が長引いているかな?
と心配に思った事がありましたが、
犯罪に巻き込まれるぐらいなら、不登校の方がいいと
思うのは私だけでしょうか?
不登校の原因の一つかも
親の無関心や親からの期待なでどで不登校になる子もいるそうです。
子供がどんな事が好きで何が得意か知っていますか?
どんなに心配していても好きな事や得意な事を知らないと
無関心な親だと言えるそうです。
それと、「(子供が大好きな事)○○してもいいよその代わり△△してね」
※△は勉強や学校へいく等親がして欲しい事がはいります。
なんて声をかけていないですか?
大好き事が△することへの報酬になってしまい
子供の大好きな事を認めるず
その事に関しては無関心ってことになるそうです。
うちの子に聞いてみたのですが、
やはり以前私も同じような事を言っていたそうです。
私の場合は勉強してね。だったようです。
ついつい、言ってしまいがちですが、
これからは、気をつけていきたいと
思いました。
いじめは3秒沈黙ルールで早期発見
いじめに遭っている場合は、本人の意思に関わらず
すぐに学校を休ませる事を
強くすすめていると著者は言っています。
今のいじめは昭和の頃のようなものではなく
エスカレートすると大金を要求されたり
性的な嫌がらせにまで 発展していしまうことがあるそうです。
早期に発見して学校や相手の親とともに解決策を見つけなければいけません
解決するまではいじめという危険な場所から物理的に子供を遠ざける必要がある
これは不登校ではなく逃避と考えてほしいと本書に書かれています。
我が子の不登校のきっかけの1つにクラスメートの嫌がせがありました。
もしかしたら、子供がされた嫌がせも
私自身がどこか軽く考えていた所があったのかもしれません。
「言い返せいいんだよ」とか「そんな子ほっときな」
何て言っていたように思います。
我が子が不登校という名の逃避を選んで
くれて良かったのかもしれません。
もしあのまま学校へ行っていて
嫌がらせがエスカレートしていたらと考えると
すごく怖いことです。
今、元気で生きてるそれでいいのかもしれません。
そして3秒沈黙ルール
子供の言葉を遮らず、子供の言うことをじっくり全部きく。
これが出来ないと子供は
結局、親は言っても分かってくれない
もう言うのをやめようと感じるそうです。
そうすると、いじめの早期発見がむずかしくなるようです。
いじめを子供が訴えてきたら、「負けちゃダメ」ではなく
「負けてもいいから、とにかく今すぐ逃げろ」が大切だと著者は言っています。
そして学校とは対立せず、学校を味方にして学校から協力を得ること
がプラスにはたらくそうです。
(学校の対応が不親切である場合は別)
あなたがいまやるべきこと
事実を確認することが突破口を生む
我が子がフリーターになってしまうかも
と心配したりしていませんか?
でも著者はフリーターは悪くないと言っています。
フリーターとして自由にお金を稼ぎそれを資源に
起業した人は沢山いるそうです。
それに就職をして安心かといえば
転職率は高いですし、やめている人が多く
頑張って仕事を続けたからといって
お給料が順調に上がる時代ではありません。
そういった事実がある事を確認することが
大切なのかもしれないですね。
そして、今の時代勉強する方法はいくらでもあります
「思い込み」や「先入観」「昔の話」ではなく事実を知ってください。
と著者は言っています。
確かに何も調べずに、自分の時はこうだったとか
学校へ行かなければいけないといった思い込みは
良くないのかもしれません。
自分の中の答えを事実とせず、
色々と調べるようにした方がいいのかもしれないですね。
確かに私の子供の頃は不登校の子なんていなかったですし、
いじめがあったとしても少しからかう程度でした。
そして会社は年功序列で
1つの会社に長く勤めるのが当たり前の時代でしたが
今は、年功序列ではない会社がふえて
転職が当たり前の時代になりつつあります。
昔の常識と今の常識は違うのかもしれません。
親子であっても会話のTPOを忘れないこと
子供の誕生日やクリスマスに
「クリスマスまでに学校行けたらパソコンを買ってやる」とか
「学校に行ったら誕生日に欲しいものを買ってあげる」などといった
子供の条件をだしていませんか?
この条件は子供にとって脅しになるそうです。
学校へ行かない限り欲しいものが買ってもらえない
という事になります。
プレゼントをさしだされた程度でいけるのであれば
最初から不登校になっていません。
「○○を買ってやる」の言葉で学校へ行くのであれば
子供はよほど無理をしていると言うことです。と著者は言っています。
私から条件を出した事はありませんが、
子供から学校行くから誕生日に
ゲームソフトを買って欲しいと言われ
買った事がありましたが
結局、学校へ行く事は出来ませんでした。
学校へ行けなくて
子供がその時にとても落ち込んだ事を覚えています。
せめて、お祝いの時くらい楽しむ事に集中してください
無条件で祝ってあげてください。
誕生日くらいは学校へ行っていない事をわすれさせてあげよう
とも著者は言っています。
目先の受験より20年先の未来
冷静に希望を持ちながら子供の20年後を考えてみるのです。
リアリティをもって想像する。
学校を3間休んだとします。
休んでいる間に、疲れ切った心をしっかりと
休ませ、英気を養うことができれば十分に再出発できる年齢ではないですか?
心が回復し、英気を養い、味方と共に再出発をし、
20年後、30代を迎えた彼・彼女は生き生きと暮らすことが出来ているように
思えませんか?
そして、親である貴方はその時
苦労を笑いながら話せるようになっているかもしれません。
それが、20年後の風景です。
逆に無理に学校へ行かせ、つらい気持ちにさらなるプレッシャーをかけられ
親の希望通りに「目先」の進学を果たし
親の漠然とした不安を消すためだけに
過ごし続けたら、心は疲弊を繰り返すだけで
回復する時期をあたえられないまま20年を迎える事になります。
そして心が疲弊を繰り返して30代になって
心が破綻状態になり「ひきこもり」なった場合
再出発のハードルは現実的に高いとも著者は言っています。
今は、いつか再出発する日に向けて
ゆっくり休ませてあげる方がいいようですね。
最後に
本書にはまだまだ為になる
色々な事が書かれていています。
「不登校」応急処置5か条 とか
本当の意味で子ども目線にたつこと
など、お子さんにとって必要な事が本書にあるかもしれません。
興味をもたれましたら是非、本書を手に取って読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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